2014年08月04日

「松井幹雄先生からのメール(2014年8月3日投稿)」に対する吉田不二夫先生からの返信

暑中お見舞い申し上げます。
前回の月例に、松井さんが出てらっしゃらなかったので、残念に思っていました。
早速ご意見を賜り有難うございました。ご指摘の点、釈迦に説法の類になりそうですが、
小生の意見を述べさせて頂きます。
「旧来作業の解体と新作業組織、新しい管理手法の導入」ですが、最もドラスティックなのは、稲作農業の第二次産業化(工場化)だと思います。オランダの花卉産業、宮城県でイチゴを生産しているGRA山寺農場などがその例です。
大潟村は、個々の経営体が小規模であること、国の交付金が多大であることから、そのような挑戦は一切ありません。三毛作・四毛作などの多毛作の挑戦もしていません。国の機関も何ら挑戦していません。国がやらないのは、稲作農業の製品が投資に見合う高価格にできないこと、国の経済成長を担う基幹産業ではないこと(重要産業ではあるが)にあるからだと、小生は考えています。
 例えば、綿紡績、製紙産業等は、日本の経済が未熟な時期においては作業革命を行ったが、経済が成長した段階では、最早作業革命は行わず、途上国の低廉製品の輸入に委ねましたね。鉄鋼は、自動車用薄板、シームレスパイプ等の高付加価値製品の製造を見越して、連続鋳造の技術を開発したことはご存知の通りです。
 A.D.チャンドラーの指摘は、その時の国の経済の成熟状態と、当該業種が取り得る生産性増大のメカニズムの如何によるのではないでしょうか。初期には挑戦する。次第に挑戦しなくなる。
 現状の稲作農業は、国にとって成長産業である必要はないのだと思っています。
 勝手なことを申しましたが、詳しくは、またお会いした時に議論させて頂ければ幸甚です。
 酷暑の砌、ご自愛のほど念じて居ります。


posted by jtta at 05:57| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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